常夏のびよんせ

アラサーデザイナーびよんせです。 28-2青年海外協力隊フィリピンにて活動中。 Portfolio site : http://biyonse-portfolio.tumblr.com/

2017/06

最近バイクが楽しくなってきました。
バイク野郎と名乗っても良いかしら?びよんせです。

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↑約1年前、NTC(二本松訓練所)で補講を受けるびよんせ。(同期隊員撮影)
あ、補講はクソ下手な人だけです。2次隊は2名のみでした。。
ここ急な土手になっていて、この3秒後バイクとともに倒れました。
いやあこの頃と比べたらね、めっちゃ上手くなりましたよ。今のとこ無事故!


さて突然ですが私はマンガが大好きで、 王道のジャンプコミックスからヴィレッジヴァンガードに置いてるようなサブカル系までこよなく愛しているのですが
毎回楽しみにしているWEBマンガ「ニューヨークで考え中」に気になる回があったのでご紹介します。


http://www.akishobo.com/akichi/kondoh/v126


作者の近藤聡乃さんは多摩美の卒制で発表された「電車かもしれない」から気になっており、コミックスもいくつか持ってます。
なんとも言えない、他の作家さんとは違ったオーラがたまらんです。


「ニューヨークで考え中」は自身を題材にしたエッセイスタイルで、最近はアメリカ人の旦那さんとの新婚生活を描いています。


上記のリンクの回を読んで、
そうそう、現地語を学ぶ意味ってそういうことよね〜って共感したのでした。
とか言って、私のビサヤ語語学訓練はつまづきまくっており、未だにたいして喋れません。。。
まあうちのオフィスの同僚たちは優秀なので英語も超ペラッペラ(なんならビジネス英語ばかり使いたがる)ので現地語を話せなくても支障はないのですが
やっぱここはね、寄り添いたいよね。
それ以前に、英語すらまともに話せていないんだけどね。。たはは。。


こちらからは古い記事も読めるので、気になった方はぜひ!



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Maayong gabii! びよんせです。
前回から随分と日が空いてしまったのですが、たまには活動の内容について書こうと思います。


私はデザイン隊員としてフィリピンで活動しています。
途上国でデザイン。ピンとこないですよね。
デザインより先に井戸掘りじゃない?とか思っちゃいますよね。


まず青年海外協力隊におけるデザイン職とはなんぞや?というと
だいたい学校の先生だったり、どっかの施設(病院とか美術館とか)の広報ツール作成、ものづくり団体のサポートだったりといろいろです。 


私の訓練所同期で、ジンバブエでグラフィックの先生をしている隊員と
インドネシアでパッケージデザインのサポートをしている隊員がいます。 


ひとくちにデザインといってもジャンルは様々で、私だったらグラフィックの先生なんて。。むり。。
合格の基準は適材適所なので、そんな要請は受からないと思う。
そんなびよんせが何をしてるかというと、フィリピンで中小企業相手にものづくり支援をしています。

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↑オフィスから徒歩1分のストリート。
ここでぼけ〜〜〜としながらアイスを食べるのが好きです。くそ暑いけど。


DTI(Department of Trade and Industry・経済産業省)の州事務所で働いているのですが
ここはデザイン事務所でもなんでもなく、管轄する州のSMEs(Small and Medium Enterprises・中小企業 )の生活向上を目的としている機関なのです。
例えばビジネスセミナーを開いたり、ミシンなどの機材を提供したり、トレードショーなどを開催したりですね。
DTIにはレギュラーデザイナーはいませんが優秀なスタッフがそろっており、オフィスも(他の隊員が所属するオフィスと比べたら桁違いに)きれいです。

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↑ある日のオフィス。曜日ごとに服の色が決まっています。この日はグリーンの日。

私は、お土産品・工芸品・食品加工関連のSMEsのデザイン面のサポートをして彼らの生活向上を支援しています。
最終的な目標は、売れる製品を作りSMEsの収入が上がること、そして私が帰国後も自分たちでそれを継続できること。

具体的にどんな活動をしているかというと…

1. 新製品の開発・デザインの提供
2. 市場調査
3. 品質管理
4. コストマネジメント
5. 販促提案
6. トレードショーのサポート
7. ワークショップ などなど。

とくに 5の販促に力を入れて活動しています。
日本ではPOPとか当たり前にあるけど、こっちってそういうのないんですよね〜
だから製品見てもどうやって使うのかとか、これは一体なんなの…て用途がわかんないんです、ほんと。

フィリピンって島国だからマテリアルが手に入りづらいとか
(マニラかセブでしか取り扱ってなかったり)
商品企画力が弱く、みんな似たようなものばかり作るもんだから価格競争になってしまってたり
そのせいで粗利がとんでもなく低くて、あれ、、もうけは、、?ってなっちゃってる。 
ていうかそもそもデザインがアレなんですよね。
もうちょっと他国を見習ってほしい。
 
その辺の問題点を打開するべく、マーケティングやらブランディングや交えていろいろ提案しているところです。 

今改善している製品のうちのひとつ、PLARNはかなりいい感じに進んでいます。

なんと、プラスチックバッグ(スーパーの袋)でできてるお魚さん!
しかも!囚人によるハンディクラフト!

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I LOVE JOCV(=協力隊)キーホルダーは特注で作ってもらいました。

なんと

なぜ彼らがこれを作れるようになったかは、このPOPの英文を読んでみてください。レッツ!

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仕事してる風。


この活動がフィリピン全土に広まるといいなあ。囚人超多いし。
ちなみにこの刑務所は6割くらいが薬物による服役で、20〜30年は出られないそうです。。
私が訪れたところはヴィレッジみたいな感じでしたが。
みんな陽気なにーちゃんたちでした。 
ただしドレスコードはイエローでした。
なのでパッケージもイエローにしてみました。 


エコフレンドリーというより、
単に素晴らしい技術と
かわいいけれどプリズンクラフトというそのギャップと
購入によって囚人の自立をサポートできる、というコンセプトで打ち出しました。
これによって彼らも収入を得て、家族に送っているそうですよ。


私は前職で雑貨メーカー勤務だったのですが、企画からデザイン・販促まで全部の工程を担当していたので、そのスキルが今めちゃくちゃ役立ってます。
この要請(第一希望でした)に受かって本当によかった。


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