Maayong gabii! びよんせです。
前回から随分と日が空いてしまったのですが、たまには活動の内容について書こうと思います。
私はデザイン隊員としてフィリピンで活動しています。
途上国でデザイン。ピンとこないですよね。
デザインより先に井戸掘りじゃない?とか思っちゃいますよね。
まず青年海外協力隊におけるデザイン職とはなんぞや?というと
だいたい学校の先生だったり、どっかの施設(病院とか美術館とか)の広報ツール作成、ものづくり団体のサポートだったりといろいろです。
私の訓練所同期で、ジンバブエでグラフィックの先生をしている隊員と
インドネシアでパッケージデザインのサポートをしている隊員がいます。
ひとくちにデザインといってもジャンルは様々で、私だったらグラフィックの先生なんて。。むり。。
合格の基準は適材適所なので、そんな要請は受からないと思う。
そんなびよんせが何をしてるかというと、フィリピンで中小企業相手にものづくり支援をしています。
↑オフィスから徒歩1分のストリート。
ここでぼけ〜〜〜としながらアイスを食べるのが好きです。くそ暑いけど。
DTI(Department of Trade and Industry・経済産業省)の州事務所で働いているのですが
ここはデザイン事務所でもなんでもなく、管轄する州のSMEs(Small and Medium Enterprises・中小企業 )の生活向上を目的としている機関なのです。
例えばビジネスセミナーを開いたり、ミシンなどの機材を提供したり、トレードショーなどを開催したりですね。
DTIにはレギュラーデザイナーはいませんが優秀なスタッフがそろっており、オフィスも(他の隊員が所属するオフィスと比べたら桁違いに)きれいです。
↑ある日のオフィス。曜日ごとに服の色が決まっています。この日はグリーンの日。
私は、お土産品・工芸品・食品加工関連のSMEsのデザイン面のサポートをして彼らの生活向上を支援しています。
最終的な目標は、売れる製品を作りSMEsの収入が上がること、そして私が帰国後も自分たちでそれを継続できること。
具体的にどんな活動をしているかというと…
1. 新製品の開発・デザインの提供
2. 市場調査
3. 品質管理
4. コストマネジメント
5. 販促提案
6. トレードショーのサポート
7. ワークショップ などなど。
とくに 5の販促に力を入れて活動しています。
日本ではPOPとか当たり前にあるけど、こっちってそういうのないんですよね〜
だから製品見てもどうやって使うのかとか、これは一体なんなの…て用途がわかんないんです、ほんと。
フィリピンって島国だからマテリアルが手に入りづらいとか
(マニラかセブでしか取り扱ってなかったり)
商品企画力が弱く、みんな似たようなものばかり作るもんだから価格競争になってしまってたり
そのせいで粗利がとんでもなく低くて、あれ、、もうけは、、?ってなっちゃってる。
ていうかそもそもデザインがアレなんですよね。
もうちょっと他国を見習ってほしい。
その辺の問題点を打開するべく、マーケティングやらブランディングや交えていろいろ提案しているところです。
今改善している製品のうちのひとつ、PLARNはかなりいい感じに進んでいます。
なんと、プラスチックバッグ(スーパーの袋)でできてるお魚さん!
しかも!囚人によるハンディクラフト!
I LOVE JOCV(=協力隊)キーホルダーは特注で作ってもらいました。
なぜ彼らがこれを作れるようになったかは、このPOPの英文を読んでみてください。レッツ!
仕事してる風。
この活動がフィリピン全土に広まるといいなあ。囚人超多いし。
ちなみにこの刑務所は6割くらいが薬物による服役で、20〜30年は出られないそうです。。
私が訪れたところはヴィレッジみたいな感じでしたが。
みんな陽気なにーちゃんたちでした。
ただしドレスコードはイエローでした。
なのでパッケージもイエローにしてみました。
エコフレンドリーというより、
単に素晴らしい技術と
かわいいけれどプリズンクラフトというそのギャップと
購入によって囚人の自立をサポートできる、というコンセプトで打ち出しました。
これによって彼らも収入を得て、家族に送っているそうですよ。
私は前職で雑貨メーカー勤務だったのですが、企画からデザイン・販促まで全部の工程を担当していたので、そのスキルが今めちゃくちゃ役立ってます。
この要請(第一希望でした)に受かって本当によかった。
よかったらクリックお願いします
前回から随分と日が空いてしまったのですが、たまには活動の内容について書こうと思います。
私はデザイン隊員としてフィリピンで活動しています。
途上国でデザイン。ピンとこないですよね。
デザインより先に井戸掘りじゃない?とか思っちゃいますよね。
まず青年海外協力隊におけるデザイン職とはなんぞや?というと
だいたい学校の先生だったり、どっかの施設(病院とか美術館とか)の広報ツール作成、ものづくり団体のサポートだったりといろいろです。
私の訓練所同期で、ジンバブエでグラフィックの先生をしている隊員と
インドネシアでパッケージデザインのサポートをしている隊員がいます。
ひとくちにデザインといってもジャンルは様々で、私だったらグラフィックの先生なんて。。むり。。
合格の基準は適材適所なので、そんな要請は受からないと思う。
そんなびよんせが何をしてるかというと、フィリピンで中小企業相手にものづくり支援をしています。
↑オフィスから徒歩1分のストリート。
ここでぼけ〜〜〜としながらアイスを食べるのが好きです。くそ暑いけど。
DTI(Department of Trade and Industry・経済産業省)の州事務所で働いているのですが
ここはデザイン事務所でもなんでもなく、管轄する州のSMEs(Small and Medium Enterprises・中小企業 )の生活向上を目的としている機関なのです。
例えばビジネスセミナーを開いたり、ミシンなどの機材を提供したり、トレードショーなどを開催したりですね。
DTIにはレギュラーデザイナーはいませんが優秀なスタッフがそろっており、オフィスも(他の隊員が所属するオフィスと比べたら桁違いに)きれいです。
↑ある日のオフィス。曜日ごとに服の色が決まっています。この日はグリーンの日。
私は、お土産品・工芸品・食品加工関連のSMEsのデザイン面のサポートをして彼らの生活向上を支援しています。
最終的な目標は、売れる製品を作りSMEsの収入が上がること、そして私が帰国後も自分たちでそれを継続できること。
具体的にどんな活動をしているかというと…
1. 新製品の開発・デザインの提供
2. 市場調査
3. 品質管理
4. コストマネジメント
5. 販促提案
6. トレードショーのサポート
7. ワークショップ などなど。
とくに 5の販促に力を入れて活動しています。
日本ではPOPとか当たり前にあるけど、こっちってそういうのないんですよね〜
だから製品見てもどうやって使うのかとか、これは一体なんなの…て用途がわかんないんです、ほんと。
フィリピンって島国だからマテリアルが手に入りづらいとか
(マニラかセブでしか取り扱ってなかったり)
商品企画力が弱く、みんな似たようなものばかり作るもんだから価格競争になってしまってたり
そのせいで粗利がとんでもなく低くて、あれ、、もうけは、、?ってなっちゃってる。
ていうかそもそもデザインがアレなんですよね。
もうちょっと他国を見習ってほしい。
その辺の問題点を打開するべく、マーケティングやらブランディングや交えていろいろ提案しているところです。
今改善している製品のうちのひとつ、PLARNはかなりいい感じに進んでいます。
なんと、プラスチックバッグ(スーパーの袋)でできてるお魚さん!
しかも!囚人によるハンディクラフト!
I LOVE JOCV(=協力隊)キーホルダーは特注で作ってもらいました。
なぜ彼らがこれを作れるようになったかは、このPOPの英文を読んでみてください。レッツ!
仕事してる風。
この活動がフィリピン全土に広まるといいなあ。囚人超多いし。
ちなみにこの刑務所は6割くらいが薬物による服役で、20〜30年は出られないそうです。。
私が訪れたところはヴィレッジみたいな感じでしたが。
みんな陽気なにーちゃんたちでした。
ただしドレスコードはイエローでした。
なのでパッケージもイエローにしてみました。
エコフレンドリーというより、
単に素晴らしい技術と
かわいいけれどプリズンクラフトというそのギャップと
購入によって囚人の自立をサポートできる、というコンセプトで打ち出しました。
これによって彼らも収入を得て、家族に送っているそうですよ。
私は前職で雑貨メーカー勤務だったのですが、企画からデザイン・販促まで全部の工程を担当していたので、そのスキルが今めちゃくちゃ役立ってます。
この要請(第一希望でした)に受かって本当によかった。
よかったらクリックお願いします